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ル・マン24時間:朝のウォームアップ走行は8号車トヨタがベストタイム

2014年06月14日 17:30  AUTOSPORT web

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朝のウォームアップでベストタイムをマークした8号車トヨタTS040ハイブリッド
第82回ル・マン24時間耐久レースは14日、決勝スタート日を迎え、午前9時から45分間のウォームアップが行われた。このセッションでは8号車トヨタTS040ハイブリッドがベストタイムをマークした。

 この週末、ずっと晴天に恵まれているル・マン24時間耐久レース。現地時間15時からのスタートに向け、サーキット内でキャンプするヨーロッパ中から集まったファンが目を覚ました午前9時から、45分間のウォームアップがスタートした。このウォームアップスタート時もル・マンは快晴。汗ばむ陽気の中、一斉にマシンがコースインしていった。

 11日の予選1回目でクラッシュしたアストンマーチン・レーシングの99号車が決勝出走を取り止めたこともあり、54台が走行を開始したウォームアップ。各所でスピンやコースアウトも発生するが、やはり決勝レースを見据えたセッションということもあり大きなクラッシュは起きず。ただ、タンデム走行をしていたアウディR18 e-トロン・クワトロの2号車と3号車がピットレーン入口であやうく衝突しかけるシーンも見られた。

 LMP1クラスはトラフィックによってタイムにバラつきはあるものの、3分25秒程度のラップに。決勝スティントの各車の周回数に注目が集まるところだが、このウォームアップではドライバー交代を行うこともあり周回数は明らかにならず。ベストタイムは8号車トヨタTS040ハイブリッドとなり、2号車アウディR18 e-トロン・クワトロが2番手、3番手にポールポジションの7号車トヨタTS040ハイブリッドがつけた。

 LMP2クラスは、ポールポジションの46号車リジェ・ニッサンがベストタイムをマーク。LM-GTEプロクラスは73号車シボレー・コルベットがベストとなっている。なお、チェッカー間際にはLMP2クラスに参戦するSMPレーシングのオレカが2台ともアクシデントに。37号車は、チーム・タイサンの70号車フェラーリに幅寄せしてしまいヒット。中野信治が懸命に避けたが、37号車はカウルを破損した。また、チェッカー後のポルシェカーブでは27号車がミカ・サロのドライブ中にコースアウト。クラッシュを喫している。

 サルト・サーキットではこの後10時からグループCレースがスタート。11時過ぎからはポルシェカレラカップフランスが行われ、14時22分からスタート進行が行われる。ただ、14時頃、16時頃からル・マンでは雷雨の予報が出ており、序盤は荒れた展開になる可能性もある。