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低迷のフェラーリ「自分自身に腹を立てている」

2014年06月13日 18:00  AUTOSPORT web

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2014年カナダGP フェルナンド・アロンソとキミ・ライコネン(フェラーリ)
フェラーリのチームプリンシパル、マルコ・マティアッチは、上位争いに全く絡むことができずに終わったカナダGPの後、チーム全体が自分自身に腹を立てているが、挽回したいという思いはこれまで以上に高まっていると語った。

 カナダGPでは終盤に前を走るマシンが2台クラッシュしたにもかかわらず、フェルナンド・アロンソは6位、キミ・ライコネンは10位と、入賞するのがやっとだった。しかしフェラーリは、士気を落とすことなく「短期、中期、長期的な開発プログラム」を設定して前進していくと述べている。


 マティアッチは「我々は自分自身に怒りを覚えている」とフェラーリ公式サイトにおいてコメントした。

「しかし諦めるつもりはない。カナダのサーキットは我々のマシンに合っていなかった。ライバルたちの長所が際立ち、その上我々にとってはいくつかうまくいかない物事があった」

「この週末のポジティブな点は、皆が反撃したいという気持ちを強く持っていることだ。その筆頭はドライバーのキミ(・ライコネン)とフェルナンド(・アロンソ)だ。彼らは非常に粘り強く、優秀で、戦う能力が高い。彼らは協力し合い、開発プログラムの主要なエリアにおいて我々をリードするすべを知っている」

「一部のアップデートはコース上でいい結果を出したので、1戦1戦努力していく」

 フェラーリは毎戦進歩しており、今後も毎戦アップデートを入れる予定であるとマティアッチは述べている。
「もうひとつの大きな目標は、もっと素早く事態に反応することだ。ライバルたちがしているようにね」と彼は語った。