WEC世界耐久選手権にフルエントリーしているロータスは12日、ル・マンで今季の新LMP1カー『P1/01』をアンベイルした。
コリン・コレスが代表を務めるコデワ・チームのオペレートのもと、昨年まではLMP2クラスを戦っていたロータス。今季は、『T129』と名付けられた新型車両でWECのLMP1-Lクラスににフルエントリーしていたが、車両製作の遅れによりWECの開幕2戦を欠場し、ル・マン参戦も断念。WEC後半戦からの参戦を目指すとともに、ル・マン24時間の会場で新型車両をアンベイルするとしていた。
そんなロータスの新型車両が、12日にル・マンでお披露目された。名称はこれまでのT129から『P1/01』に変更。エンジンは、排気量は明かされなかったもののAER製のV6直噴ツインターボエンジンを搭載する。ロータスLMPのボス、ボリス・バーミスによると「数日中に」テストを開始するのだという。
「我々は今から(WEC第4戦)オースティンまでの時間をテストに費やすだろう」とバーミス。
「我々の最初の目標は、信頼性が高く、LMP1-Lで強さを発揮できるマシンを作り上げることだ。(LMP1-Hの)マニュファクチャラーたちに対して対抗できるようになるのはまた別の段階だ」
ロータスは、エンジン供給に関するトラブルにより車両の制作が遅れ、ル・マンにはホモロゲーションの取得が間に合わなかったのだと言われている。バーミスによると、マシンはFIAのクラッシュテストに合格し、現在は書類上の最終段階にあるということだ。
なおバーミスは、2015年のLMP1-Hクラスへの転向や、マシンのカスタマーへの販売などについても否定はしていない。