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ザイテック、2016年に向けクローズドLMP2開発へ

2014年06月12日 20:20  AUTOSPORT web

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2016年に投入するクローズドLMP2を開発すると発表したザイテック
英レーシングコンストラクターのザイテックは11日、2016年に向けてクーペタイプの新たなLMP2車両を開発すると発表した。

 ザイテックは現在、オープントップのLMP2カー『Z11SN』をカスタマーに供給。2011年から供給されているこの車両は、今季はヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)などを中心に活躍しているほか、今年のル・マン24時間にも3台が投入されている。

 今回発表されたザイテックの新たなLMP2クーペは、その名称などは発表されなかったものの、デザインの初期段階が進行中。今回の発表に合わせてイメージ画像も公開されている。16年からの実戦投入を目指して、15年の後半からテストを行うスケジュールとなっているという。

「シャシー事業によって、ザイテックのブランドを前面に押し出し、我々のエンジンやエレクトロニクスも広く紹介することができるんだ」と語るのはザイテックを率いるビル・ギブソン。

「これを継続し、活躍していきたいと思っている。だから、スポーツカーの世界で我々の存在感をこの先も維持できるであろうクーペという大きな決断を下したんだ」

 クローズドボディのLMP2カーに関しては、今回のル・マン24時間でオンローク・オートモーティブの開発した『リジェJS P2』が実戦デビュー。また、WEC世界耐久選手権の開幕2戦やル・マンは欠場となっているものの、童夢も『S103』を今季に向けて開発している。15年に向けては、HPDが『HPD ARX-04b』、オレカが『オレカ05』を開発することを発表している。