プールが無限の海や地平線(インフィニティ)へと繋がっているように見える「インフィニティプール」。
シンガポールの高級ホテル「マリーナベイ・サンズ」の57階にある「無限プール」をはじめ、世界各地のリゾート建築のトレンドとして、最近人気を集めているこのスタイルだが、今回は、エーゲ海に溶け込む“究極の”インフィニティプールをご紹介。
エーゲ海のキクラデス諸島北部に位置する ギリシア領の島、ティノス島。
のんびりとした自然や古くからの建造物が残る、この穏やかな島に建てられたある邸宅にあるインフィニティプールは、地上と同じ高さのルーフトップに造られている。
家のエントランスはなんと、このプールの真下にあり、まるで秘密基地への入り口のよう。
モダンでクールなデザインながら、決して景観を乱すことなく、周りの景色に自然に溶け込んでいるというところが秀逸。
プールの下はオープンリビングになっており、日よけの役割も果たしてくれる。
プールにある2脚のベンチは、浅瀬に取り付けられており、深い部分では泳ぐことができるようになっているそう。ここに腰掛ければ、きっと大自然の迫力を全身で感じられることだろう。
こんなゴージャスな体験がいつでもできるなんて、この邸宅の住人は羨ましい限りだが、写真を見ているだけでも癒やされるので、目の保養にぜひ。
Kois Associated Architects
http://www.koisarchitecture.com/