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ニューエイのF1業務縮小がベッテルの将来に影響?

2014年06月12日 12:50  AUTOSPORT web

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2013年インドGP セバスチャン・ベッテル、エイドリアン・ニューエイ
レッドブルがチーフテクニカルオフィサーであるエイドリアン・ニューエイがF1の業務から距離を置くことを発表したことで、セバスチャン・ベッテルの移籍の可能性について推測が生じている。レッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーはベッテルの長期的関与を強調した。

 レッドブルがチャンピオンチームの地位に上り詰める上で大きな役割を果たしたニューエイがレッドブルと新たな複数年契約を結んだことが、8日に発表された。ニューエイはF1の実際的な作業から身を引き、今後の数シーズンにわたりF1マシン開発におけるアドバイザー的役割を担うとともに、新しいプロジェクトに取り組むことになった。

 ニューエイのマシンでタイトル4連覇を成し遂げたベッテルは、今回の契約変更によってチームを離れることを考えるのではないかとの推測が持ち上がっている。

 ニューエイの契約変更は自身の将来にどういう影響を及ぼすかと聞かれたベッテルは、次のように答えている。
「僕の契約はまだかなり残っていると思う」とベッテル。
「ただ、今の時点で将来について聞かれたら、短期的な将来について考える」


 ホーナーは、ベッテルを失う懸念はないと主張している。

「エイドリアンは今までとは異なる役割を担うが、F1から完全に引退するわけではない」とホーナー。
「彼はチームに対してアドバイスをしてくれるから、我々にとって強力な助けとなる」

「セバスチャンは自分の契約について語ることはないだろうが、彼はこのチームと共に大きな成功を収めてきた」
「彼が今後何年にもわたりこのチームにとどまるということを信じて疑わない」