独特の光や空気感の表現で、今なお高い人気を誇る“印象派”の絵画。
そんな印象派好きの心をくすぐる、斬新な広告がこちら。
広告代理店の「Y&R; Paris」が、フランスのメガネ会社「Keloptic」のために制作したこの広告は、19世紀の印象派を代表するゴッホ、モネ、スーラの作品の前にメガネが置いてある、という一見シンプルなもの。
だが、レンズを通した部分に注目すると…、そう、ぼんやりかすんだような印象派の絵画が、なんとまるで写真のようにクリアな質感に変わっているのだ!
ゴッホの自画像は、まるで本当に本人がこちらを見つめているように見え、思わずドキッとしてしまう。
また、スーラの「ポーズする女」は、艶めかしい背中が目の前にあるようにも見え、モネの「ルーアン大聖堂」は、細部までありありと表現されている。
“これではせっかくの絵画が台なし!”なんて意見も聞こえてきそうだが、“画家にはきっとモチーフがこんなふうに見えていたのかな?”と想像力をかきたててくれる秀作だ。
この広告は、One Showという広告賞も受賞しているとのことで、世界中の絵画ファンを楽しませてくれている。
Keloptic
http://www.keloptic.co.uk/impressionnists-campaign