今シーズンのフェラーリに苦労しているキミ・ライコネンが、マシンがなぜこれほど扱いづらいのか、理由が分からないと語った。
フェラーリの2014年型マシンF14 Tはパフォーマンス不足で、フェルナンド・アロンソもライコネンも上位争いをすることができずにいる。しかしライコネンの方がより苦しんでおり、第7戦終了時点でアロンソが69点を獲得しているのに対し、ライコネンは18点にとどまっている。
カナダGPでは予選Q1ではアロンソとほぼ変わらないタイムを出したライコネンだが、Q3では約0.4秒離されてしまった。決勝でもアロンソの6位に対し、スピンもあって約40秒遅れの10位という結果になった。
ライコネンは、1周1周マシンの感触が変わり、一貫した走りをするのが難しかったと述べた。
「何が起きているのか理解するのが本当に難しい」とライコネンはマシンバランスが変化し続けるという状態について語った。
「変わってしまうようなんだ。ある周ですごく難しく感じても、なぜか数周後には突然タイヤがうまく機能するようになる」
「僕には理由が説明できない。説明できるなら理解できるということだからね。レース終盤には感触がよくなった。とにかく調べる必要がある」
「このマシン、このパッケージにはポテンシャルがある。それを毎周引き出すにはどうすればいいのかを理解しなければならない」