10日、サルト・サーキットでオートグラフセッションが行われた第82回ル・マン24時間だが、今年のル・マンにはスーパーGT500クラスでLEXUS TEAM SARDとして活躍しているチーム・サードのスタッフが視察に訪れている。
サードは2014年4月、今後ル・マン24時間などさまざまなカテゴリーのモータースポーツ参戦を目的に、グローバルに展開する一歩として、『SARD RACING PROJECT』というプロジェクトを立ち上げた。
そんな『SARD RACING PROJECT』のゼネラルマネージャーとしてF1経験ももち、日本、ヨーロッパ、アメリカとさまざまなレースで活躍してきた野田英樹が招聘されたが、その野田とサードのスタッフが9日からル・マンを訪問。サードのチームシャツに身を包み、視察を行っている。
具体的にル・マン参戦計画が聞こえてきている訳ではないが、サードといえば1972年にシグマ・オートモーティブとして初の純国産マシンでル・マンに挑戦。1997年のMC8Rまで多くのマシンでル・マンに挑んできた実績をもつ。すぐに参戦と結びつけるのは早計かもしれないが、何かを期待せずにはいられない訪問だ。