2013年にWRCワークス参戦を始め、その年にドライバーズ、コ・ドライバーズ、マニュファクチャラーズとタイトルを総なめにしたフォルクスワーゲン・モータースポーツ。今季も6戦を終えた時点で、昨年王者のセバスチャン・オジエと、チームメイトのヤリマティ・ラトバラが勝利を分け合い、チームとしての連勝を続けている。
参戦当初は2015年までの3カ年プランを打ち立てていたが、参入序盤からの快進撃を受けて、VW本社の首脳部が2019年末までのWRC参戦継続を承認したことを明かした。
「WRCは、VWにとって、マシンの効率、ダイナミクス、安定性を世界中に披露する場として素晴らしい」とハインツ・ヤコブ・ノイサー博士。VWでは、テクニカルデベロップメント部門の首脳として、同社のモータースポーツプログラムの責任者を務めている。「どの世界シリーズよりも、WRCは最新の量産モデルで使用されている技術を作り出す近道となっている。ベースになっているのは、世界中の顧客が日常で走っているコンディションそのものだ」
「VWの首脳陣が当初の予定を4年延長することを決定したのは、とても誇らしい思いだ」とVWモータースポーツのチーム代表、ヨースト・カピートはコメント。「VWがこれほどの規模で長期に渡るモータースポーツ活動を行うことは、これまでなかった。チームにとっても、モチベーションが一層高まるよ」