6月10日、ケータハムとルノーは「アルピーヌ」の共同開発事業について声明を発表した。ケータハム・グループが保有していた「アルピーヌ・ケータハム」の株式を、ルノーが取得したことが明らかになった。
ケータハム・グループを率いる元F1チーム代表のトニー・フェルナンデスは、2012年11月にルノーとともに市販スポーツカー「アルピーヌ」の開発を行うプロジェクトをスタート。今シーズン初め、すでに計画は頓挫していると報道されていたが、今回の発表で同事業からケータハム・グループが撤退することがはっきりした。
これまでルノーとケータハム・グループが半分ずつ所有していた同事業の株式は100%ルノーの保有となり、ルノーは今後も独自にアルピーヌの開発を継続、2016年の発表を目指す。
また、ケータハム・グループは独自のスポーツカー事業を継続すると発表されており、噂されているケータハム・グループの去就と関連があるのかどうか現時点では分かっていない。