カナダGP予選は4番手と5番手、決勝では今季初めてメルセデスからラップリードを奪い、速さを見せたウイリアムズ。
パワーサーキットであるモントリオールで、この活躍をウイリアムズにもたらした最大の要因は、メルセデス製のパワーユニットであることに間違いはないが、エアロダイナミクス面でのアップデートがあったことも見逃してはならない。
今回、カナダGPにウイリアムズが持ち込んだ新空力パーツは2点。ミラーを支えるステーがこれまでの2本タイプから1本のシンプルなものに変更。さらにディフューザーの上縁を囲むように装着されているガーニーフラップのようなエアロパーツの中央部分を2段仕様に変更している。
これにより、予選最高速でフェリペ・マッサが2番手となる時速337.5km、バルテリ・ボッタスも3番手となる時速335.6kmを記録。決勝ではマッサ時速347.1km、ボッタス時速341.9kmと1番手&2番手。今やウイリアムズは、直線番長的な存在となっている。
(尾張正博/F1速報)