ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)は7日、第6戦カンザスの決勝レースが行われ、COREオートスポーツのジョン・ベネット/コリン・ブラウン組54号車オレカFLM09が優勝を飾った。
今回の第6戦は、オレカFLM09のワンメイクで争われているPCクラスのみで展開。レースは2セグメント制で争われ、予選を走ったドライバーが45分間の第1セグメントを走行。第1セグメントの順位からスタートする同じく45分間の第2セグメントでの結果でポイントが付与される。
優勝した54号車は、金曜日に行われた3回のプラクティス全てでブラウンがトップタイムをマーク。予選ではベネットのドライビングで5番手につけると、第1セグメントもベネットが5番手をキープした。
第2セグメントを担当したブラウンは、好スタートを決めて序盤2周で首位に浮上。その後は終始レースをリードし、開幕戦デイトナ24時間、第2戦セブリング12時間での勝利に続く今季3勝目を挙げた。
「夢のような週末だよ」と語ったベネット。実はこの週末、ベネットは金曜日のプラクティスを欠席してサウスカロライナで高校生の息子の卒業式に参加。式の終了後にサーキットに向かい予選に臨んでいた。
「レースは多くのマシンがスピンするかなり目まぐるしいレースだった。そこをこらえて、5番手で終えたんだ。それがコリンにとって良いスタート地点であることは分かっていた。色々な意味で終始独走のレースになったね」
2位には、第1セグメントの7番手から追い上げたスターワークス・モータースポーツの8号車。第1セグメントを首位で終えた8スター・モータースポーツの25号車が3位につけている。