レッドブル・レーシングは8日、チーフテクニカルオフィサーのエイドリアン・ニューエイと新たに複数年の契約延長で合意したことを正式発表した。
ここ最近、ニューエイをめぐってはライバルのフェラーリが将来に向けて、天才デザイナーの獲得を画策しているとの報道がなされていた。今回の契約発表はそれらの噂を打ち消すものだが、彼がレッドブルと結んだ契約には“新たなプロジェクト”への関与が明記されており、これまでのようにF1チームと密接に関与するかたちとは若干異なっている。
「今後もチームへの助言と指導という役割で彼と合意できたことは素晴らしい」と、チームプリンシパルのクリスチャン・ホーナーは語っている。
「いくつかのエキサイティングな新プロジェクトがいずれ発表されることになる」
レッドブルは、将来的にニューエイの関与が薄まることに何ら心配はしていないと主張する。
「彼はまだ非常に深く(F1チームと)関わっている」
「これはチームとレッドブルの双方にとって素晴らしいことであり、エイドリアンにとってはエキサイティングなことなんだ」
レッドブルは、ニューエイが新たに関与する新しいプロジェクトについて、今夏の終わり頃に明らかにするとしている。