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WRCイタリア最終結果:フォルクスワーゲンのオジエが自身通算20勝目を獲得!

2014年06月08日 21:30  AUTOSPORT web

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今シーズン4勝目を飾ったフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエ(ポロR WRC)。
WRC第6戦イタリアは、セバスチャン・オジエが今シーズン4勝目を獲得、選手権のリードをさらに広げることに成功した。フォルクスワーゲンにとっては2013年の第10戦オーストラリアから負けなしの10連勝となっている。

競技最終日は8.98~14.88kmというショートステージが4本という構成。日中のサービスは設定されておらず、4ステージ連続で走行しなければならない。首位のオジエはすでに後続に対して十分なマージンを持っているため、リスクを避けてクルージングモードに入っている。

総合2番手のマッズ・オストベルグ(シトロエン)との差を詰めてプレッシャーをかけたいヤリ‐マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン)はアタックを続行。20秒以上あった差は9.7秒まで縮まったが、ラトバラの後からスタートするオストベルグはタイムを見ながらペースを調整。総合2位の座を守ってみせた。ラトバラは総合3位。

SS17のパワーステージを制したのはフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセン。ミケルセンは今回オーラ・フローネと久々にコンビを組んでの参戦となったが、大きなトラブルなく総合4位を獲得した。

オジエはこれで今季4勝目。
「この週末は必死に攻めたよ。先頭走者で砂利かき役になることが分かっていたから、初日は非常に難しかった。それに、ヤリ‐マティは非常に手強くて息つく暇もなかったよ。とにかく、勝つことができて本当にうれしい」とオジエ。
これで自身の通算勝利数を20に延ばしている。

次戦のWRCは、6月26~29日に開催されるポーランド。1921年から続く歴史あるイベントだが、WRCとしては2009年以来の開催となる。2009年のウイナーはフォード・フォーカスRS WRCを駆るミッコ・ヒルボネン。


【最終暫定総合順位】
1:S.オジエ(フォルクスワーゲン) 4:02:37.8
2:M.オストベルグ(シトロエン) +1:23.1
3:J.ラトバラ(フォルクスワーゲン) +1:32.8
4:A.ミケルセン(フォルクスワーゲン) +2:39.3
5:E.エバンス(フォード) +4:41.8
6:M.プロコップ(フォード) +6:05.3
7:H.ソルベルグ(フォード) +7:15.8
8:R.クビカ(フォード) +12:19.0
9:L.ベルテッリ(フォード/RRC) +15:22.1
10:K.アル‐カシミ(シトロエン) +16:49.3