2014年F1第7戦カナダGPは7日(現地時間)、モントリオールのサーキット・ジル・ビルヌーブで公式予選が行われ、メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが2戦連続、通算7回目となるポールポジションを獲得した。
日本との時差13時間のモントリオールが舞台となるカナダGPは、現地時間の13時(日本時間26時)から決勝のグリッドを決める公式予選が行われた。
まず、予選ファーストラウンドのQ1ではロータスのパストール・マルドナドがトラブルの影響で早々と脱落。続くQ2では、マクラーレンのケビン・マグヌッセンや現在コンストラクターズ選手権で4位につけるフォース・インディアも2台揃ってノックアウトされた。
その結果、最終ラウンドのQ3には、メルセデス、レッドブル、フェラーリ、ウイリアムズの各2台とマクラーレンのジェンソン・バトン、トロロッソのジャン-エリック・ベルニュという10台が進出する。
ポールシッターを決する最終ラウンドのQ3では、最初のアタックでただひとり1分14秒台に入れたメルセデスのロズベルグが幸先良くトップに立ち、前戦モナコ同様にセッションの主導権を握る。
すると、2度目のアタックに逆転を懸けたチームメイトのルイス・ハミルトンは、最初のセクター1で全体ベストを記録するも、続くセクター2の8コーナーで一瞬ブレーキングをミス。これが命取りとなり、最終的にコンマ1秒届かず2番手に終わった。
3番手は、ウイリアムズのバルテッリ・ボッタスを1000分の2秒ほど上回ったレッドブルのセバスチャン・ベッテルのものに。一方、直前までチームメイトを上回っていたウイリアムズのフェリペ・マッサは最後のQ3で勢いを失い5番手に留まった。
6番手はレッドブルのダニエル・リカルド。今回のカナダにマシンを大きくアップデートしてきたフェラーリ勢はフェルナンド・アロンソが7番手となった。
なお、ケータハムの小林可夢偉は、ライバルのマルシャからコンマ9秒差の20番手に終わっている。