ロータスF1チームは、サーキット・ジル・ビルヌーブのコース特性から考えて今週末のカナダGPでは苦戦するだろうと予想している。
チーム副代表のフェデリコ・ガスタルディは、ロングストレートを備えたモントリオールのコースでは、ルノーのパワーユニットを搭載したE22の弱点が浮き彫りになるとの考えを示した。
「今の我々が力を発揮できるサーキットではないと思われるので、苦戦することになるかもしれない。実際走ってみるまでは分からないが」とガスタルディは述べている。
テクニカルディレクターのニック・チェスターは、カナダでは苦戦が予想されるものの、今回のタイヤコンパウンドの選択が助けになると考えている。
「おそらく難しいレースになる。今回ソフトとスーパーソフトタイヤが採用されたことは助けになるだろう。しかし一方で、カナダにはロングストレートがある。その部分では我々にとって少し不利になるかもしれない」
パストール・マルドナドは、カナダGPで上位フィニッシュを達成するのは難しいと予想した。
「僕らチームにとって難しい週末になるかもしれない。コースのタイプと、僕らが理解しているマシンの特性、マシンのパフォーマンス上の長所と短所といったものを考え合わせると、上位の結果を獲得できるとは思わない」
2014年シーズンはロータスは低迷しており、ここまでの6戦での最高位はロマン・グロージャンの8位となっている。マルドナドは14位がベストリザルトであり、まだ今年はポイント獲得を果たせていない。