マクラーレンのエリック・ブーリエは、今週末のF1カナダGPでチームがパフォーマンスの向上を確実に示す必要があると考えている。
ダブル表彰台で今シーズンのスタートを切ったマクラーレンだが、第3戦のバーレーンGP以降は3戦連続でノーポイントに終わるなど、シーズン序盤は苦しい戦いを強いられてきた。
しかし、多くのアップグレードパーツを投入した前戦モナコでは、ジェンソン・バトンが6位、ケビン・マグヌッセンも10位に入り、4戦ぶりにポイントを獲得。コンストラクターズランキングでもウイリアムズと並び、浮上のきっかけを掴んでいる。
チームのレーシングディレクターを務めるブーリエは、次のカナダGPもジル・ビルヌーブのコースレイアウトがMP4-29のパフォーマンスを後押しすると考えている。
「我々はシーズンが始まってから定期的にアップグレードを施してきたが、バルセロナからはさらにそれを押し進めてきた」とブーリエ。
「モナコでは、マシンに多くのメカニカルアップグレードを施したし、カナダのコースレイアウトはハイスピードの直線が多いものの真の高速コーナーはなく、多くのシケインと低速コーナーで構成されている」
「したがって我々のマシンに合っているから、モナコよりもいいパフォーマンスを見せなければならない」
マクラーレンは、現在コンストラクターズ選手権で5位につけているが、4位のフォース・インディアとはいまだ15ポイントのギャップがある。