ケータハムの小林可夢偉は、カナダGPは荒れた展開になる可能性が高いレースであり、好結果を出せるチャンスが訪れた場合には絶対にそれを逃さないと語った。
モナコGPで13位でフィニッシュした可夢偉は、ジュール・ビアンキの強引なオーバーテイクによる接触がなければ入賞の可能性があったと悔しさを見せていた。
ライバル、マルシャが先にポイント獲得を果たすことになったが、ケータハムの士気はこれまで以上に高く、次にチャンスが訪れたときには必ず生かすつもりであると、可夢偉は述べている。
「F1第7戦がカナダのモントリオールで開催されます。シーズンの中でも人気の高いこのレースでは、天候が大きな影響を及ぼす可能性があります」と可夢偉はチームの公式サイトのインタビューにおいて語っている。
「今のところ予報では金曜、土曜、日曜、すべてがドライになるといわれていますが、今後変わるとすれば、僕らにチャンスが訪れるかもしれません。僕らはあらゆるチャンスをつかむ準備をしておかなければなりません」
「先週ファクトリーに行き、カナダへの準備を始めました。モナコは全力を尽くしたにもかかわらず予定どおりの結果にはなりませんでしたが、チームの全員がこれまで以上に努力しています」
「前回のようなクレージーなレースはなかなかないでしょうが、そういう展開になったときにはそれを行かせるよう準備しておく必要があります。大勢のチームスタッフと話をして、彼らが過ぎたことを振り返り起きたかもしれないことを考えるのではなく、前進することに気持ちを集中させているのが分かりました」
「カナダのコースはレースをしていて楽しい場所です。地元のファンはとても熱心で、レースのことをよく知っています。木曜の時点でサーキットに観客があふれ、皆がF1に興奮しているのを見ると、とても嬉しくなります。この町でレースをすることが地元の人々にとって大きな意味を持つことが分かりますし、それはF1に関わるすべての人にとって素晴らしいことです」
「カナダで僕は2011年と2012年の2回入賞した経験があります。今年同じことができれば最高ですね。繰り返しになりますが、ここでのレースはクレージーな展開になる可能性があるので、そうなったときにはチームも僕も絶対にチャンスをつかむつもりです」