GTアジア第2ラウンドは、大分県のオートポリスで31日に予選と第3戦決勝レースが、1日に第4戦の決勝が行われ、レース1はクリアウォーター・レーシングの澤圭太/モク・ウェン・サン組フェラーリ458 GT3が優勝。レース2はリチャード・ライアン/フランク・ユウ組アストンマーチンがトップでチェッカーを受けたが、ペナルティによりロブ・ベル/濱口弘組マクラーレンが優勝となっている。
スーパーGT第3戦オートポリスの併催レースとして開催されたGTアジアの第2ラウンド。木曜日からアンオフィシャルのプラクティスが行われ迎えた土曜の予選では、レース1のポールポジションをスーパーGTとダブルエントリーとなっているライアンが獲得。スピリット・オブ・レースのフェラーリを駆るルイ・アグアスが2番手、クリアウォーター・レーシングのフェラーリを駆るクレイグ・ベアードが3番手につけた。
レース2のポールポジションは、スピリット・オブ・レースのアンソニー・リウがポールを獲得。ディランゴ・レーシングのランボルギーニ・ガイヤルドを駆るナサン・アンティヌスが2番手、濱口のマクラーレンが3番手につけた。
迎えた土曜のレースでは、スタートでフェラーリ勢がPPスタートとなったクラフト・バンブー・レーシングのアストンマーチンをリード。途中セーフティカーも入る展開の中、澤/サン組フェラーリが優勝。途中トラブルもあったライアン/ユウ組アストンが2位、スピンを喫し遅れたベル/濱口組マクラーレンが3位となった。田中哲也/吉田基良組ニッサンGT-RニスモGT3は8位で緒戦を終えている。
GTMクラスは、フランシス・ツィア駆るポルシェが優勝。ジャッキー・ユン/キース・フォン組アウディR8 LMSカップが2位、ジョージ・チョウ/トーマス・フィヨルドバッハ組フェラーリが3位となった。第1ラウンドで連勝を飾った青木拓磨が駆るランボルギーニは、7番手スタートで4位でフィニッシュした。
4日のレース2では、1周目からアクシデントが相次ぐ中、ライアン/ユウ組のアストンマーチンがトップでチェッカーを受ける。しかし、ピットストップ時の“アンセーフ・リリース”がペナルティをとられ、ベル/濱口組が優勝。クリアウォーター・レーシングは2連勝を飾った。
NBチームのジャン・シン/マックス・ワイザー組アストンが2位、第1ラウンドで連勝を飾っていたアンソニー・リウ/ダビデ・リッツォ組フェラーリが3位となった。田中/吉田組はレース2は9位でフィニッシュ。GTMクラスはツィアのポルシェが連勝、青木はリタイアを喫した。