マクラーレンのジェンソン・バトンは、F1モナコGPでチームメイトに敗れたルイス・ハミルトンが、次のレースでは強さを増して戻ってくると、ニコ・ロズベルグに警告した。
前戦モナコGPでは、ポールシッターのロズベルグが2番手スタートのハミルトンを抑えきってチームメイトの5連勝を阻止、選手権リーダーの座を再び手にすることに成功した。
しかし前日の予選ではロズベルグの出したイエローフラッグがハミルトンの最終アタックを妨害するかたちとなり、これを機にふたりの関係は一気に悪化してしまった。
このような状況について、以前ハミルトンのチームメイトを務めたバトンは、過去の経験から、ハミルトンが敗北を糧に以前よりも強力なパフォーマンスを発揮してくると述べた。
「この勝利はニコのチャンピオンシップにとって本当に助けになったし、ルイスの連勝も止めることになった」とバトン。
「ルイスが強くなって戻ってくるかって? 実際、僕はそう思うよ」
「次のレースでは、より決意に満ちたルイスに会うだろう。そこは彼が好きなサーキットだしね」
またバトンは、ハミルトンに心理ゲームは通用しないと主張する。
「ルイスとはレースで戦ったり、お互いに問題を抱えたこともあった。チームとルイスとの間に問題が生じたことも覚えている。彼は本当に悪いレースをしても、それについて遠慮なく言うし、感情的にもなる」
「でも、次のレースでは僕を打ち破るし、これまで以上に強くなっているんだ」
「だから、彼に心理ゲームは通用しないよ」