フェリペ・マッサは、フェラーリに復帰したキミ・ライコネンは新チームメイトのフェルナンド・アロンソを相手に苦労しているが、そうなることは予想していたと語った。
マッサはフェラーリにおいて、2007年から2009年にはライコネンの、2010年から2013年にはアロンソのチームメイトを務めた。
今年、マッサに代わってフェラーリに加入したライコネンは、ここまでの6戦において予選で4回アロンソに敗れ、ランキングではアロンソが61ポイントで3位なのに対して、17ポイントで12位にとどまっている。
フェラーリのテクニカルディレクター、ジェイムズ・アリソンは、モナコGPの週末に、レギュレーションが大きく変わった今年のマシンF14 Tにアロンソの方が早く適応したが、ライコネンはすぐに追いつくだろうと語った。
マッサは、ライコネンはかつてフェラーリに所属していたとはいえ、改めてチームに溶け込むにはある程度の時間が必要であり、しかもアロンソは非常に強力なドライバーであるため、ライコネンが苦労するのは予想していたと述べている。
「フェルナンドとキミの差を見ても驚かない」とマッサは語った。
「予想していたことだ。フェルナンドはチームとの関係をすでに築いているし、ドライビングの面でも強力だ」
「彼はものすごく強いドライバーだ。すべての要素を自分の味方につけることができるんだ」
「彼(アロンソ)よりいい結果を出すには、マシンを完璧にものにしなければならない。キミはまだ100パーセント準備が整ってはいないんじゃないかな。マシンに関しても完璧に適応していないのかもしれない」
「フェルナンドにはチームのサポートもあるし、容易ではないよ」