ル・マン24時間を運営するACOフランス西部自動車クラブは、6月1日に行われるル・マン24時間の公式テストの最新エントリーリストを発表した。
6月14日~15日に行われるル・マン24時間に向けて、本戦と同じサルト・サーキットを使用して行われるこの公式テスト。今回のリストでは、ル・マン本戦へのエントリーを取りやめたLMP1-Lクラスのロータス、そしてLMP2クラスのストラッカ・レーシングの名前が削除されている。
ただ、ストラッカに代わりル・マンに参戦することになったLM-GTEアマクラスのクローン・レーシングは今回のリストには含まれておらず、公式テストには参加しないものと見られる。
一方で、一時はル・マンのエントリーから名前が外れたものの、22号車オレカ03・ニッサンの1台でル・マンに臨むことになったミレニアム・レーシングは、このテストにもう1台のマシンを投入。ドライバーラインナップは両マシンとも同様のメンバーとなっているが、2台で走行することになった。
そのミレニアム・レーシングから今季WEC世界耐久選手権にフル参戦することになっていた中野信治は、LM-GTEアマクラスにフェラーリ458イタリアを投入するチーム・タイサンからこのテストに参加。ル・マン本戦を戦うジェームス・ロシターに代わって走行を行うという。
また、LMP2クラスに参戦しているセバスチャン・ローブ・レーシングは、4人目のドライバーとして、昨年のFIA GTシリーズでチャンピオンに輝いたベルギー人若手ドライバーのローレンス・バンスールを起用している。
なお、この公式テストが開催される6月1日には、スーパーGTの第3戦オートポリスが開催。3号車アウディR18 e-トロン・クワトロのオリバー・ジャービスや、“ガレージ#56”から参戦するニッサンZEOD RCのルーカス・オルドネスは、今回のリストに名を連ねているものの、スーパーGTに参戦するものと見られる。