昨年はFCJなどに参戦していた道見ショーン真也が、5月31日~6月1日にモンツァで行われるAUTO GP第7~8戦に参戦することになった。
道見は、2012~13年のFCJに参戦する傍ら、インドやバーレーンで開催されたMRFチャレンジ・シリーズにも挑戦。また、昨年末には、佐藤公哉らも所属しているユーロノバ・レーシングでAUTO GPのテストを行っている。
このテストでの走りをもとに、ユーロノバが道見にAUTO GP参戦をオファー。当初はF3へのステップアップを模索していたという道見だが、5月31日~6月1日のモンツァ戦でAUTO GPデビューを果たすことになった。ユーロノバ代表のヴィンチェンゾ・ソスピリも、先日行ったというテストの結果を念頭に「プライベートテストでもいい走りをみせてくれたので、チームは自信を深めています」と期待を示している。
「昨年、日本でFCJのタイトルを逃してしまい、予想以上に厳しいシーズンオフを過ごしていましたが、僕のマネジメント・チームが国内外の多くのレーシングチームと交渉をしてくれた末に、最高のカテゴリーとチーム体制を確保してくれました」と参戦の経緯を語った道見。26日に急逝した山路慎一への思いとともに、更なるステップアップに向けての意気込みを語った。
「FTRS時代から親身になって僕を指導してくださった山路慎一さんの突然の訃報をイタリアで聞き、信じられない気持ちとともに悲しみで胸がいっぱいになりました。でも、山路さんの教えを思い出しながら、山路さんの期待に応えるべく、精一杯自分を出し切ります。もちろん甘い世界ではありませんが、F1への夢に向かって走り続けたいと思います」