ケータハムF1チームのボス、トニー・フェルナンデスは、チームの親会社ケータハム・グループを売却する意向であるといううわさを否定した。
ケータハム・グループが売りに出されているとのうわさが地元マレーシアで持ち上がっている。これを受けて、27日、ケータハム・グループの株主であり共同会長であるフェルナンデスが売却を否定するコメントを発表した。
「うわさとは異なり、ケータハム・グループを売却する予定はない」と声明に記されている。
「今週なされた報道は、事実上間違っている」
「しかしながら、グループが発展に向けて野心的な計画を実現するため、さらなる投資を求めているのは事実である」
ケータハムF1チームはモナコGPでチーム最高位タイの11位を獲得したものの、今季6戦を終えた段階でランキング最下位に沈んでいる。一方、ライバル、マルシャはジュール・ビアンキが9位に入り、チーム創設以来初ポイントを獲得した。
2010年にF1に初参戦したケータハムは、まだ1ポイントも獲得しておらず、フェルナンデスは、今シーズンスタート前に、今年チームが前進を示せなければF1チームから手を引くと語っていた。
F1チームに関しても、2015年のF1初参戦を目指すジーン・ハースがケータハムチームを買収するのではとの推測が生じていたものの、ハースのスポークスマンはそれを否定している。