キミ・ライコネンは、フェラーリF14 Tをまだ自分好みにできていないと語った。
ライコネンは、F1モナコGPの予選でチームメイトのフェルナンド・アロンソにコンマ7秒の遅れをとったが、日曜の決勝レースではスタートでアロンソとダニエル・リカルドをパスして4番手に浮上。セーフティカー明けに前を走るセバスチャン・ベッテルがトラブルに見舞われると、3番手に上がり、今季初表彰台を期待させる走りを披露した。
しかしライコネンは、2度目のセーフティカー中にマックス・チルトンに追突され、タイヤをパンク。イレギュラーのピットインを余儀なくされたライコネンはトップ圏外へと脱落し、期待外れの12位でレースを終えている。
彼はレース後、序盤に力強い走りを見せたにもかかわらず、まだF14 Tを自分好みにできていないと語った。
「まだクルマに満足できていない」とライコネン。
「レースは予選に比べれば良かったが、僕らが望んでいる場所にはまだ長い道のりがある」
「僕らは、多くのエリアで向上する必要があるんだ」
2007年のワールドチャンピオンは、フェラーリが何をするできかを理解しており、すでに正しい方向に向かっていると付け加えた。
「僕らは、特にエンジンについて多くの作業を行ってきたが、まだスピード不足だ」
「メルセデスと肩を並べる必要があるんだ。ただ、彼らは僕らのかなり先を行っている。自分たちが何をしなければならないのかは理解しているが、簡単に修正できるものではないし、時間がかかるんだ」
「僕らは絶えず前進しているが、それは他のチームも同じだ」
「弱点は分かっている。でも簡単に修正できるなら、みんな速いクルマを手にできるだろう」