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「ニッサンはル・マンで2年以内に勝つだろう」と副社長

2014年05月24日 14:20  AUTOSPORT web

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23日の発表会に臨んだニッサンアンディ・パーマー副社長
23日、2015年からWEC世界耐久選手権/ル・マン24時間のLMP1クラスに『ニッサンGT-R LMニスモ』で参戦することを発表したニッサン/ニスモ。ニッサンのアンディ・パーマー副社長は、ニッサンは参戦後2年以内にル・マンで勝つだろうと語っている。

 ニッサン/ニスモは23日、イギリス・ロンドンで、15年のLMP1クラスに参戦することを発表。ドライバーラインナップやマシンの詳細などは明かされなかったものの、「ニッサンのパフォーマンスの象徴であるGT-R」でル・マンでの優勝を目指すとした。

 パーマーは、WECのLMP1クラスに参戦して2年以内の勝利は現実的な目標なのだと語っている。

「我々は勝利を目指している。いや、勝ちにいくんだ。これまでとはまったく違う、非常に革新的で、まさしくニッサンのやり方でね」とパーマー。

「参戦初年で勝つためには運と優れた技術力が必要となるだろう。ただ、2016年に勝つというのは現実離れした要求ではない」

 また、LMP1クラスを戦うことになるライバルたちと同等のリソースを割いているのかと問われたパーマーは次のように答えている。

「たしかに、ドイツ勢が費やしているであろうものと同等の予算ではない。ただ、それはチームに迎える人材にもよるよ。ニッサンはエネルギー回生に関して多くの技術を持っており、我々には明確にその裏付けがあるからね」

 なお、今年のル・マンに“ガレージ#56”からZEOD RCを投入するための条件だったとも言われているニッサン/ニスモのLMP1クラス参戦は、今年の3月に署名されたのだとパーマーは明かしている。

「我々が何をしたいのかは9カ月前から分かっていたんだ。疑問点は、我々に競争力があり、勝つことができるのかどうかということだった」

「我々が15年にたしかに参戦することができ、そして16年にはそこで勝つことができると言える十分なデータを得たのが3月前だったんだ」

 英AUTOSPORT.comによると、ニッサンGT-R LMニスモの技術的な方向性はすでに定まっているほか、エンジンは3カ月前からダイナモ上でテストされているのだという。また、15年の2台体制での参戦に向けて、今年10月からコース上でのテストを行うだろうとしている。