畑の植物を、グリーン一色に塗り上げる女性、バラの花飾りを頭につけ、何かを訴えるようにこちらを見つめる少女…。
この世のものとは思えない、ロマンティックではかなげな世界を描くのは、ウクライナの若手フォトグラファー、Oleg Opriscoさん。
Opriscoさんは、おとぎ話の世界から飛び出てきたような“あり得ない”はずのシュールな写真作品で知られており、モチーフとなるのは、多くの場合美しい少女と花や蝶などの自然。
ペンキで秋の木の葉を真っ赤に染め上げる女性や、蝶があふれ出してくる本など、とにかく見ているだけで、その優美な世界に圧倒されてしまう。
驚くべきは、コンセプトの考案から衣装のセッティングまで1人で行なうというこだわりようと、使用する機材は、最新のデジタル一眼や特殊なレンズではなく、ロシア製の古いフィルムカメラ「Kiev 6C」だけだということ。
なんだか物語の世界へと引き込まれそうな美しい写真の数々。ぜひじっくり堪能してみては?
なお、プリント版は購入可能なので、お部屋に飾りたい!という人は、公式サイトから問い合わせてほしい。
Oleg Oprisco
http://oprisco.com/
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