今季不振に陥ったロータスは、昨年評価が上がったロマン・グロージャンがライバルチームに移籍する可能性を心配している。
2012年には多数のアクシデントを起こしたグロージャンだが、成長し、昨年は素晴らしい走りを見せ、表彰台を6度獲得した。
レギュレーションが大幅に変わった2014年序盤、ロータスは低迷しており、第5戦スペインGPでグロージャンはようやく今季初ポイントを獲得した。
ロータスのオーナー、ジェラール・ロペスは、上位チームが本格的にグロージャン獲得に動くことを心配している。
2015年にグロージャンを離脱させないようにするのに苦労すると思うかと聞かれ、ロペスは「そう思う」と答えた。
「我々には他のチームほどの予算がない。だからある時点で(グロージャンを引き止めるために)戦わなければならなくなるだろう」
「だがロマンは今このチームにとても満足している。彼はファミリーのひとりだ。他のチームに行くつもりなどないと私は考えている」
昨年他チームからグロージャンへのオファーがいくつかあり、今年もすでに問い合わせが来ているとロペスは認めた。
「去年の彼の走りは巣晴らしかったので、2、3のチームが彼の予定について問い合わせてきた。今年も同じ状況だ」
「だが、『ロマンが他のチームに行きそうだ』と言いたいわけではない。『あるドライバーが、かつては批判されていたのに、突然どのチームに行っても通用すると言われ始めた』という話をしているだけだ」