肉食獣のなかでも、怒らせたら特に凶暴な動物として知られるクマとトラとライオン。
そんな3頭が友情を育んでいる施設が、米ジョージア州にあると聞き、早速チェックしてみた。
「Noah’s Ark(ノアの方舟)」は、孤児と虐待された動物の保護施設。30万6100坪の広大な自然環境を生かした敷地には、1500匹以上の動物が生息し、18人のスタッフとおよそ250人のボランティアでセンターを運営している。
この施設の一番の人気者は、「BLT」と呼ばれる仲良しの3頭。まだ子どもだった2001年頃、虐待されていた環境から保護されて以来ずっと一緒だ。
アメリカン・ブラック・ベアの“B”、アメリカン・ライオンの“L”、ベンガル・タイガーの“T”。3つ揃っておいしいハーモニーを醸し出す“BLTサンドイッチ”のように、いつもくっついてじゃれあったりしているらしい。
野生のクマとライオンとトラがこんなふうに一緒にいる姿にはなかなかお目にかかれないこともあり、この施設が主催するキャンプ・サファリやツアーは好評だそう。
家族で参加できるこういったイベントは定期的に開催されており、次回は6月27日と28日にキャンプ・サファリが行われる予定。
参加費用は大人と17歳以上が100ドル(日本円で約1万117円)、16歳以下の子どもが50ドル(日本円で約5060円)となっている。
なお、施設の運営費用のための寄付金は、オフィシャルサイトから随時受け付けているので、せひそちらもチェックしてみて。
NOAH’S ARK
http://www.noahs-ark.org/