WEC世界耐久選手権のLMP1-Lクラスにフル参戦しているロータスは、6月に開催される今年のル・マン24時間への参加を取りやめることになった。
昨年まではLMP2クラスを戦っていたロータスは今季、新型車両のT129にAER製のエンジンを搭載してハイブリッド非搭載のLMP1-Lクラスにエントリー。ただ、車両製作の遅れによりWECの開幕2戦を欠場していた。
WECと同様に、ル・マン24時間にも当初からエントリーしていたロータスだったが、20日に発表された最新エントリーリストからはその名が削除されることに。英AUTOSPORT.comによると、車両のホモロゲーションがまだ完了していないためだという。
とは言え、ACOフランス西部自動車クラブはロータスの将来的な参戦に向けて協力をしていると発表しており、9月に開催されるWEC第4戦オースティンにはロータスも参戦できるだろうとしている。また、レースに参戦こそしないものの、ル・マン24時間の会場にT129も登場するということだ。
なお、ロータスのル・マン不参加により、前回のエントリーリストでは名前が削除される形となっていたLMP2クラスのミレニアム・レーシングが再びエントリー。WECにもエントリーしていた2台のうち、22号車オレカ03・ニッサンが再びリストに名を連ねることとなった。開幕2戦の欠場を取り戻すため、6月1日のル・マン公式テストデーにも参加するという。ただ、ミレニアムから今季WECへのフル参戦が決まっていた中野信治は、そのドライバーラインナップに含まれていない。