ここ10年程で急激に都市開発が進んでいるアラブ首長国連邦の首都アブダビ。
アブダビを訪れたなら、砂漠のサファリツアーやアクティビティは絶対に外せないアトラクションとして、観光客の間でも有名だが、広大な砂漠のど真ん中になんと、水と緑が溢れる巨大な公園を建設する計画が進んでいるらしい。
2012年のロンドン・オリンピックなどの施設建築に携わったキャリアをもつ、ロンドンを拠点に活動する建築デザイナー、Thomas Heatherwick(トーマス・ヘザーウィック)率いる「Heatherwick Studio(ヘザーウィック・スタジオ)」によるビッグ・チャレンジの名は、「Al Fayah Park(アル・ファヤ・パーク)」。
12万5000メートル四方という途方も無い規模の砂漠地帯に亀裂を入れ、地下の涼しい空間に植林や人工の川をつくってしまおうという驚きのプロジェクトだ。
1年の半分くらいは気温が38度くらいまであがるという灼熱の太陽の下、この公園は、市民や観光客のリラクシング・スペースとして2017年の完成を目指して建築中とのこと。
建築方法や細かい仕組みに関しては発表されていないが、この短期間で突然進化した街の成長ぶりを考えると、もしかしたら3年後には本当にこのような公共施設が現れることもありえるのでは。
文字通り“砂漠のオアシス”になるか! ?続報を待つことにしよう。
Heatherwick Studio
http://www.heatherwick.com/