就職や転職、異動などで新しい仕事に気合い十分で臨んだのに、実際に仕事を始めたら「希望していた業務と違った」という経験がある人は少なくないはず。「自分はこんな仕事がしたかったわけではない!」とイライラがつのりそうだけど、そんなときはどうすればいい?
「希望通りにいかなくてイライラしてしまうのは当然ですが、そのまま溜め込むのはよくないこと。会社にはすでに希望を伝えているはずなので、まずは上司や人事の担当者になぜ希望通りではないのかを聞いてみましょう」
そう提案するのは、世界中の女性達から学んだ知恵を多くの女性にアドバイスしている向みどりさん。
「自分が好きなことと適性が違う場合もあります。希望通りでないのは、自分では気づいていない適性を上司が見抜いたうえでの配属かもしれません。適性に合った仕事であれば、続けているうちに結果が出てやりがいも生まれてくるはずです」(同)
例えば会社で制作の仕事を希望していたのに営業担当になった場合、「コミュニケーション能力がすぐれている」ことが理由の可能性も。そこでスキルアップのチャンスととらえて実績を残せれば、いずれ自分の希望通りの仕事ができることもある。
一方配属の理由を聞いてみたものの、その理由に納得がいかないケースもよくあること。そんなときはどうすればいい?
「改めて希望を伝えてもやはり希望を受け入れてもらえなければ、選択肢は2つしかありません。希望した仕事ではなくても会社に残るか、もしくは転職するか。会社に残ると決めたなら、その中でやりがいや楽しいことを探すなど気持ちを切り替えましょう。大切なのは『自分で決めてこの会社にいる』ことを意識すること。会社や上司のせいにしていると、いつまでもイライラが解消されずに、いつか爆発してしまう危険性があるのです」(同)
また、やりたい仕事は変わっていくこともあるので、常に「自分はどんな仕事をしたいのか」を意識して、機会があればそれを上司などに伝えるようにしておこう。そうすれば将来的に、希望が通る可能性が高くなる。
どんな仕事も責任を持って取り組めば、たとえ希望通りではなくても自分の糧になるはず。気持ちを切り替えて、日々の業務の中でやりがいや楽しみを探してみよう!
向みどりロイヤルウーマンズLABO主宰。世界25カ国を訪れ、その中の数カ国に住んだ中で人生を自由に生き生きと生きている女性たちに出会い、家庭と仕事を幸せに両立している女性の自立した生き方を学ぶ。世界中の女性たちから学んだ知恵と豊富なスピリチュアルの知識をもとに「自分の価値と才能を生かしたビジネスで社会に貢献しながら魂を磨く女性たち」を育成するセミナーを、数多く開催している。
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