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「音信不通」片山被告人の主任弁護人が会見「彼が無実であることは間違いない」

2014年05月19日 18:40  弁護士ドットコム

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PC遠隔操作事件で、片山祐輔被告人(保釈中)の主任弁護人を務める佐藤博史弁護士が5月19日、片山被告人と連絡が取れなくなっていることを記者会見で明らかにした。真犯人を名乗るメールを片山被告人自らが送ったのではないかという報道もあり、佐藤弁護士は「(報道に)ショックを受けてしまったのではないか」「片山さんにはメールを書く動機がない」と語った。


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事件をめぐっては、16日に「真犯人」を名乗るメールが送信されたが、片山被告人は同日開かれた記者会見で自身の関与を否定していた。



しかし16日よりも前に、片山被告人が東京都内の河川敷で不審な行動をとっていたことが捜査関係者に目撃されていたと、19日午前に報道された。その場からは埋められたスマートフォンが発見され、そのスマートフォンには、真犯人を名乗るメールアドレスの痕跡があったという。



●「裁判を不利にする意味がまったくない」


佐藤弁護士は、報道を受けて、19日午前10時ごろから2回、片山被告人に電話して連絡をとったと、記者会見で説明した。東京地検が片山被告人の保釈取り消し要求を検討しているとの報道があったため、10時22分にそのことを伝えると、片山被告人から「(佐藤弁護士の)事務所に向かいます」と返事があった。



しかしその後、佐藤弁護士が何度電話をかけても、通じなくなった。片山被告人は10時30分から胃の検査で病院を訪れる予定だったが、実際は来院しなかった。片山被告人の母親も連絡をとろうとしているが、音信不通状態になっているという。



片山被告人がメールを送った可能性について、佐藤弁護士は、「(記者会見をした)16日の様子からして、ありえない。真犯人から送られたメールを見たときも、不審な点はなかった。この裁判を不利にする意味がまったくない」と否定。「彼が無実であることには間違いない」と強調した。



音信不通になっていることについては、「精神疾患を抱えているので心配している」「すごく動転しているのではないか。何も心配することはないから、どうか連絡をとってほしい」と案じた。


(弁護士ドットコム トピックス)