地球温暖化や天然資源の枯渇が叫ばれるようになり、私たちもここ数年“エコ”の必要性より感じるようになっているのではないだろうか?
中にはおウチにソーラーパネルがある、なんて人もいるかもしれないが、どこにでもありふれたものを使って、クリーンエネルギーを創り出そうという壮大な計画が、現在アメリカで進行中だ。
どこにでもありふれたもの…それはなんと“道路”。
電気エンジニアのScott Brusawさんが、2006年から米国連邦道路局の助成を受けて研究を進めているのが、道路に敷き詰めるソーラーパネル「Solar Roadways(ソーラー・ロードウェイズ)」。
確かに道路は世界中に張り巡らされており、ソーラーパネルを敷き詰めれば、莫大な電力を得ることができそう。だが、車が走行しても壊れないパネルとなると、一筋縄にはいかない…。
長年の研究の末、今回発表された六角形のパネルは、なんと重さ12万kgまで耐えられ、大型トラックに踏まれても壊れる心配はないとか。
また、雪や氷を溶かすことができるため、冬でも電力を集められ、交通事故も防いでくれるという。
さらに、LEDライトが搭載されており、夜間走行の際には標識や白線の役割を果たしてくれる。
ソーラー・ロードウェイズは、クラウドファンディングサイト「Indiegogo」にて5月31日まで出資者を募っており、すでに約20万ドル(約2000万円)の獲得に成功。
試作品はすでに完成しており、これから本格的な製品化を目指していく。
将来的には、道路や駐車場、運動場などに設置されていく見込みで、数年後にはこんな“スマート道路”が当たり前になっているかもしれない。
詳細を知りたい!ぜひ出資したい!という人は、「Indiegogo」や公式サイトをチェックしてみて。
Solar Roadways
http://www.solarroadways.com/intro.shtml
Indiegogo
https://www.indiegogo.com/projects/solar-roadways