ロータスのチームオーナー、ジェラール・ロペスは、同チームが2014年F1の戦いで出遅れたのは確かだが、マシンは優れたパフォーマンスを発揮しつつあり、これからフェラーリを抜いてランキング3位を手に入れることも可能だと述べた。
レギュレーションが大きく変化した今年、ロータスはシーズンオフテストから信頼性の問題に悩まされてきたが、その問題を解決しつつあり、速さを見せ始めている。
スペインGPではロマン・グロージャンが予選5位を獲得、決勝8位でようやくチームにとっての今季初入賞を達成した。
ロペスは、スペインGPでのパフォーマンスからして、今やロータスのマシンは3番目の速さを示していると述べた。
「我々はシーズン最初から、自分たちのマシンは非常に優れていると言っていた。だがベースの部分で苦しんできた」とロペス。
「(スペインGP決勝では)ロマンのマシンに数周にわたって電気系のトラブルが発生し、それによってフェラーリと戦うことができなくなった。それでもキミ(・ライコネン)とフェルナンド(・アロンソ)を引き離す速さは見せていた。従って(トラブルがなければ)最終結果は違っていたかもしれない。我々は5位か6位を争っていたかもしれないのだ」
「つまり理論的に考えて、我々のマシンは、他のすべてのチーム同様、メルセデスには届かないものの、レッドブルと近い位置にいたということになる。メルセデス以外のマシンとは戦って勝つことができるということだ」
シーズン序盤の不振が影響し、第5戦終了時点でロータスは4ポイント獲得でランキング8位、ランキング3位のフェラーリとの差は62点となっている。しかしロペスは、フェラーリに追いつく可能性は十分あると考えている。
「コンストラクターズ選手権において3位か4位の位置を狙って戦いたい」とロペス。
「すでにシーズンの4分の1は経過し、メルセデスを除けばいくつかのチームがポイントを取り合っているような状態で、接戦になっている。我々は今後も努力し続ける必要がある」
「予選では5位を獲得、決勝では本当なら5位か6位に入る力があった。つまり、我々のマシンは優れているということだ。我々が残りのシーズンで巻き返すのは無理だと考える者がいるとしたら、それは傲慢と言えるだろう」