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DTMオッシャースレーベンへ移動中のシュニッツァーのトランスポーターが火災に

2014年05月15日 18:30  AUTOSPORT web

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DTMのトップチームのひとつであるシュニッツァー。トランポ火災によって思わぬ被害を被った。
DTMドイツツーリングカー選手権第2戦オッシャースレーベンの開催を控えた5月14日の午後、ドイツのバイエルン州バイロイト郡プレヒ地区のアウトバーンA9号線を走行していたBMWチーム・シュニッツァーのトランスポーターの荷台部分から突然火災が発生してしまった。

 火はまたたく間に燃え広がり懸命の消火活動が行われるも、シュニッツァーのトランスポーターは荷台部分の大半が焼失してしまったという。

 チーム関係者によると、シュニッツァーのトランスポーターの火災はオッシャースレーベンで行われるDTM第2戦へ向かう途中で起こったという。幸い、トランスポーターの運転手や同乗していたメカニックには怪我はなく、火災が起こったトランスポーターの中にはレースで使用されるBMW M4 DTMは積載されていなかった。

 しかし、レースに使用するパーツやタイヤ、工具類が焼失してしまったとされており、フライラッシングのワークショップに残っていたクルーや、ミュンヘンのBMWモータースポーツでは急遽その代用を用意するために慌ただしく準備。今週末のレースには問題なく参戦できるという。

 通常、プロフェッショナルなレーシングチームが使用するトランスポーター1台の価格は数千万円、DTMのパーツ類も同様に非常に高価なだけに、被害総額は相当な金額に上るはずだ。出火原因は現在のところ不明。

 また、シュニッツァーのトランスポーターが炎上しているとあり、それを見ようと対向車線を走っていた大型トラックが、脇見運転で中央分離帯のガードレールに追突事故を起こし、アウトバーンA9号線は両車線がふたつの事故のために通行止めとなった。

(Midori Ikenouchi)