“生活にアートを!”そんな声が聞こえてきそうな、ワクワクするプロジェクトが誕生。
かねてからアートショップの拡大や、身近にアートを感じられるポップな作品展示等で、20世紀以降の現代美術の発展と普及に貢献してきた「ニューヨーク近代美術館」と、広告代理店「POSSIBLE(ポッシブル)」が共同でスタートした「Art140(アート140)」は、ツイッター上でMoMAのコレクションを公開し、自由に意見交換ができるという新しい企画。
現在公開されている作品は、印象派の画家、フィンセント・ファン・ゴッホの「星月夜」や、イタリアの画家であり彫刻家、ウンベルト・ボッチョーニの「サッカー選手のダイナミズム」、そしてフランスの素朴派の画家、アンリ・ルソーの「眠れるジプシー女」など全部で6点。
グスタフ・クリムトの作品「希望Ⅱ」についてのツイートを見てみると「傷つきやすさと永遠の希望。人生は続く」といった詩的な感想から、「この作品から、ナイジェリアの少女200人の安否を思う」といった現代の社会問題と結びつけるような反応までさまざまで、自分の印象とくらべてみたり、新しい発見をすることもできる。
利用方法は、サイト上の作品をクリックするとそのままツイート用の画面へジャンプするので、気軽に思ったことを投稿してみるのもいいだろう。
美しいアートに触れた時にあふれだす感情というのは、うまく言葉で表現できないときもあるが、文字に起こすことで、もしかしたらストンと心に落ちてくることもあるかもしれない。
今後は、人気作品の動向やユーザーの趣向を反映した展示なども視野に入れているということなので、この機会にぜひ、アートを通して世界と繋がってみては?
Art140
http://artoneforty.com/