ベライゾン・インディカー・シリーズ第5戦にスケジュールされた第98回インディアナポリス500マイルレース。14日に行われたプラクティス4では、各車タイムを更新し、サイモン・ペジナウ(シュミット・ピーターソン)が226.122mph(39秒8016)でトップスピードをマークした。佐藤琢磨(AJフォイト)は、223.329mphで22番手だった。
インディ500のプラクティスは4日目に突入し、この日は29台が走行を重ねた。前日の雨と不安定な天候によりコースを乾かす作業が続き、5時間遅れてセッションはスタート。1時間延長されるも、再び雨が降り始め18時半を前に終了を迎えた。
各車タイムを上げる中、ペジナウがひとり226mph台に突入し、この日のトップスピードをマーク。これまでの総合でもトップに立った。
「とてもいい感じだね。クルマは本当にいいよ。すごくハッピーさ。シュミット・ピーターソン・モータースポーツは、今月素晴らしい仕事をしてくれている。ホンダエンジンも競争力が高いしね。トラフィックの中でもクルマのバランスはいい感じなんだ」
「3年目の今年は、これまでの2年とは大きく変わっている。ずっと快適に感じているし、レースへのより大きなビジョンを持っているんだ。だから、本当に楽しんで、素晴らしい時間を過ごしているよ」とペジナウ。
2番手は、エド・カーペンター・レーシングからスポット参戦するJR.ヒルデブラント。3番手は、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)。4番手にエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。5番手には、ルーキーのミカエル・アレシン(SMPレーシング)が入った。
佐藤琢磨は、短いセッションの中、ファン・パブロ・モントーヤ(ペンスキー)の61周に次ぐ59周を走行。タイムを更新するも223.329mphで22番手に留まっている。
15日は、11時からジェームズ・デイビソン(KVレーシング)のルーキー・オリエンテーション・プログラムが予定され、12時より6時間のプラクティスセッションがスタートする。6時間のプラクティスは16日まで行われ、17、18日に予選。25日にインディ500の決勝レースを迎える。