今シーズン2回目のインシーズンテストが13日、スペインGP明けのカタルニア・サーキットでスタートし、初日はマルシャのマックス・チルトンが総合トップタイムをマークした。
4月のバーレーンに続く今年2回目のインシーズンテストが、全11チーム参加のもと、カタルニアでスタートした。今回は、4チームがピレリの2015年型タイヤ開発テストを行うことになっており、初日はザウバーとトロロッソが担当。2日目はマクラーレンとフォース・インディアが作業を引き継ぐことになっている。
テスト初日のトップにつけたのはマルシャのチルトンだった。1日の終わりにスーパーソフトで1分26秒434を記録したチルトンは、ロータスのシャルル・ピックがソフトタイヤで記録したベストタイムをコンマ2秒ほど上回った。
スペインGPを制したメルセデスのルイス・ハミルトンが3番手。選手権リーダーのハミルトンは、ウエット路面で始まった朝のセッションで27周を走行、コンディションの回復した午後にミディアムタイヤで79周まで距離を延ばし、1分26秒674というタイムを記録した。
4番手につけたフェラーリのキミ・ライコネンは、フラストレーションの溜まる一日となり、走りだしからわずか2周でエンジントラブルが発生。午後のセッションでも再び赤旗を出し、フロアの交換を余儀なくされている。
1分27秒台の5番手はトロロッソのジャンーエリック・ベルニュ。6番手にフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが続き、ウイリアムズのフェリペ・マッサが7番手につけた。
マクラーレンのジェンソン・バトンは8番手。チームは明日のタイヤテストに育成ドライバーのストフェル・バンドーンを起用し、スーパーライセンス発給条件の300kmもクリアさせる予定でいる。
ケータハムの小林可夢偉は、トータル72周を走り1分30秒101というタイムで9番手。しかし可夢偉はセッション終了の30分前にウォールにクラッシュし、マシンにダメージを負ってしまった。
セバスチャン・ブエミがドライブしたレッドブルは、午後のギアボックストラブルで54周止まり。最下位はタイヤテストを行ったザウバーのギド・バン・デル・ガルデとなった。
なお、メルセデスによる“トランペット”タイプの新エキゾーストは、明日2日目にテストされることになっている。