トップへ

良質な友達作りに大切なのは、SNSより●●

2014年05月14日 00:01  オズモール

オズモール

写真
最近、見ず知らずの人や一度しか会ってない人とLINEやFacebookなどのSNSでつながる人が多いみたい。デジタルな世の中なので、当たり前といえば当たり前なんだけど、“友達”や“人脈”を増やすためのその行動に、なんとなく違和感をおぼえる女子も少なくないのでは? 「SNSが生活の一部ともいえる時代なので“友達をどんどん増やしたい”“人脈を広げたい”と量産型の人間関係作りをしている人もいるようですね。でも、そうすることで、友達ひとりひとりとの付き合いが薄っぺらくなってしまったり、大切だったはずの友達の存在が見えなくなり、関係が壊れてしまうことにもなりかねません。SNSは友達作りのツールとしてではなく、近況報告や連絡手段に使うのが賢い利用法かもしれません」 そうアドバイスをくれたのは、エッセイストの葉石かおりさん。では、どのような人間関係作りが理想なの? 「友達関係は量より質と心掛け、自分に合うと思った人と深く付き合うようにして、人間関係を構築していくのがいいでしょう。自分に合う人とは、恰好つけずにありのままの自分をさらけだせて、本音を言い合える人。そういう人が見つかったら、付かず離れず連絡を取り合い、お互いのタイミングが合ったときに会って、食事やお酒を楽しむのがいいですね」(同) とはいえ、たくさんの友達と絶え間なく会って、スケジュール帳を予定でいっぱいにしておかないと不安…という女子はどうしたら? 「淋しさをまぎらわすために、人と会う予定をつめこむのはやめましょう。誰かと一緒に過ごさなくても、ひとりの時間楽しめるようにすればいいのです。ひとりで過ごす時間を持つことで、自分の本当の気持ちを理解し、きちんと向き合うことができます。また、もっと、ひとりの時間を充実させるためには、自分の気の向くままに動くことがポイント。流行りは関係なく、興味を持ったらすぐに行動して、それに関する本を読んだり、調べごとをしたり、自分の“やりたい”気持ちに正直に動いて。その過程で出会った人とは、波長が合ったり価値観が似ていることが多いので、仲間になったり、真の友達になる可能性も高いはずです」(同) 良質な人間関係は、デジタル上では見つからない。自分の心の声を聞き、それに従って積極的に動いてこそ、ステキな出会いが待っているのだから! 葉石かおりさんエッセイスト・きき酒師・焼酎アドバイザー。日本大学文理学部独文学科卒業後、ラジオレポーターに。女性週刊誌の記者を経てフリーランスになる。“おひとりさま”という言葉が「おひとりさま向上委員会」代表時に流行語大賞にノミネート(2005年)。その後、雑誌やテレビなど各メディアにて、現代女性の“おひとりさま”をキーワードにした記事を執筆。また、プライベートでは“オトナ婚”をしたばかり。豊富な経験を生かし、キャリア、恋愛、結婚、出産に関するエッセイを執筆。さらにきき酒師、焼酎アドバイザーとして、酒蔵や酒場の取材、コンサルティングのほか、セミナーや講演を行う。そして、京都・西陣「宮崎織物」の女将としても手腕をふるっている。近著に『東北・北海道の美酒』(エイ出版)がある。 【オズモール】