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ローブが雨天短縮のレースを制す/WTCCスロバキア決勝レース1

2014年05月12日 17:30  AUTOSPORT web

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2014年FIA世界ツーリングカー選手権第4戦スロバキアは12日(現地時間)、スロバキアリンクで決勝レース1が行われ、シトロエンのセバスチャン・ローブが今シーズン2勝目を挙げた。

 快晴の予選から一転、激しい雨に見舞われた決勝日のスロバキアリンクは、コース全域にわたってヘビーウエットという最悪の路面コンディションのなか、13時からの決勝レース1を迎えた。

 注目のスタートでは、2番グリッドのローブがポールシッターのホセ-マリア・ロペス(シトロエンCエリーゼWTCC)からホールショットを奪うと、4番手スタートのノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)もポジションをひとつ上げることに成功する。
 一方、3番グリッドのイバン・ミューラー(シトロエンCエリーゼWTCC)はスタートの発進を誤り、ジャンプスタートの裁定で2周目終わりでドライブスルーペナルティを消化、一気にトップ10圏外へと脱落し、早々と優勝戦線から姿を消してしまった。

 レースは、2台のシトロエンが1秒間隔で後続を引き離し、ミケリスが単独の3番手を走行。さらに間隔を置いてトム・チルトンとトム・コロネルのシボレーRMLクルーズ同士が4番手争いを繰り広げる展開となる。
 ホンダワークスの2台は、6番手ジャンニ・モルビデッリ(シボレーRMLクルーズ)の後ろで苦戦を強いられ、特にガブリエル・タルキーニ(ホンダ・シビックWTCC)はチームメイトのティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)にかわされると、その後はラーダのロバート・ハフに防戦一方の苦しいレースを強いられることとなった。

 しかしレースが中盤に差し掛かると、次第にスピンやコースオフするマシンが相次ぎ、ストレート上でもアクアプレーニングから挙動を乱すマシンも現れるなど、路面コンディションは次第に悪化。すると7周目にセーフティカーが導入され、9周を終えたところでレース終了が宣告されてしまった。

 結局レースは8周終了時点の順位で決着することとなり、ローブが優勝、2位ロペス、3位ミケリスという結果に。ホンダワークスは、モンテイロが7位、タルキーニは8位に終わった。