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ロペスがPP、シトロエンがトップ3独占/WTCCスロバキア

2014年05月11日 15:30  AUTOSPORT web

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10日、FIA世界ツーリングカー選手権第4戦スロバキアの公式予選が行われ、シトロエンのホセ-マリア・ロペスが今シーズン2回目のポールポジションを獲得した。

 2週連続開催となるWTCC第4戦は、スロバキアの首都ブラチスラバから約40km東にあるスロバキアリンクが舞台。1周5.922kmのコースは、高速コーナーとテクニカルセクションが組み合わされたサーキットだ。
 今回のラウンドではウエイト調整の変更はなく、前戦ハンガリーと同様、シトロエンCエリーゼに60キロのウエイトが課されている。

 予選ファーストラウンドのQ1では、ホンダ・シビックWTCCを駆るノルベルト・ミケリスがトップ通過を果たし、ガブリエル・タルキーニが5番手、ティアゴ・モンテイロも9番手でQ2に進出する。しかしホンダ陣営のもう一台、メディ・ベナーニはマシントラブルに見舞われ、タイムアタックをできずに終わってしまった。
 セッションの2番手は、ヒューゴ・バレンテ(シボレーRMLクルーズ)、3番手にはイバン・ミューラー(シトロエンCエリーゼ)がつけた。

 続くQ2では、タルキーニの駆るシビックのボンネットが突然開くアクシデントが発生。視界を失ったタルキーニはスローダウンを余儀なくされるが、直後を走っていたモンテイロがその影響でグラベルにコースオフ。モンテイロはすぐにコースに戻るものの、彼のシビックも修復を要するダメージを受けてしまった。
 この赤旗中断の間、Q1からリヤに問題を抱えていたセバスチャン・ローブは燃料ポンプの交換に成功。赤旗に救われるかたちとなったローブは、再開後のセッションで3番手タイムを記録しQ2を突破。逆にホンダ勢は、ミケリスが2番手に滑り込んだものの、タルキーニは8番手、モンテイロも10番手でQ3進出を逃す結果となった。

 上位5台によるシングルラップバトルのQ3では、最終走者のロペスがただひとり2分3秒台に入れて今シーズン2回目のポールポジションを獲得。2番手にローブ、ミューラーが3番手につけ、シトロエンがトップ3を独占した。
 ホンダのミケリスは4番手。前戦ハンガリーでシトロエンの連勝を止めたジャンニ・モルビデリ(シボレー・クルーズ)が5番グリッドを獲得している。