DTMドイツツーリングカー選手権で5台のDTMメルセデスAMG Cクーペを走らせているHWA AGは、テクニカルディレクターでCEOを務めていたゲルハルト・アンガーが辞任、チームを離れると明らかにした。
アウディ、BMWとシリーズを争うDTMのメルセデスAMGは、今季7台が参加。そのうち5台をHWAが、2台をミュッケが走らせているが、5月3日~4日の第1戦ホッケンハイムでは予選から全車が下位に沈み、予選ではゲイリー・パフェットの15番手が最高位に。決勝でもパスカル・ウェーレインの11が最高だった。
開幕から無得点という結果に終わったホッケンハイム戦の後の木曜日、HWAはアンガーがチームを離れると発表した。メルセデスとHWAで26年のキャリアがあるアンガーは、エンジン設計・開発から2000年にHWAのテクニカルディレクターに就き、2006年からはCEOも務めていた。
「アンガーはDTMにおけるメルセデスベンツの成功に貢献してきた。さまざまな技術の管理において、彼はメルセデスベンツで10人のドライバータイトルと9つのメーカータイトルをもたらしてくれた。彼の役割に感謝したい」と語るのは、メルセデスベンツ・モータースポーツ代表のトト・ウォルフ。
ウォルフは「DTMにおける我々の活動は予定どおり今シーズン続いていく」とし、アンガーの後任については現在の状況を分析した後に決定するという。