PUMA MOTORSPORT CREW GOLD CATSの黒須さおりさん、水鶏ゆきさん 5月3日~4日に開催され、2日間合計で8万9400人もの観衆を集めたスーパーGT第2戦富士。ゴールデンウイークの一大イベントであるこのレースでは、サーキット内で多くのトピックスがあったのでご紹介しよう。今回は読者の皆さん待望の(?)レースクイーンに関するものやイベント広場でのイベント、ドライバーの誕生日パーティ等お届けしよう。
●キュートな『金猫』が登場
今季、スーパーGT300クラスにポルシェ911 GT3Rで参戦しているPUMA KRH PORSCHE。2014年、KTR MOTORSPORTは装いも新たにブラック×ゴールドの美しいカラーリングで参戦しているが、チームを彩るPUMA MOTORSPORT CREWも新たに『PUMA MOTORSPORT CREW GOLD CATS』として第2戦富士から登場した。
KTRが走らせるポルシェ911 GT3Rは、今季ブラック×ゴールドのカラーリングとなり、マシンサイドにはPUMAの象徴であるフォームストライプが描かれゴージャス&ラグジュアリーな装いとなったが、それに合わせ、PUMA MOTORSPORT CREWも2014年限定のスペシャルバージョンである『PUMA MOTORSPORT CREW GOLD CATS』に。セクシー&キュートなGOLD CATS(金猫)コスチュームとなった。
富士に登場した黒須さおりさんと、新人の水鶏ゆきさんはパドックやピットウォークでも熱い視線を集めることに。また、パドックのKTRピット裏には、PUMAの最新スニーカーの展示や、PUMAカラーのMINIが展示されたほか、キャットロゴ入りテントも登場。第2戦からかなり目立つピット裏となっていた。
●『BMW Z4 Challenge』アジア王者が決定!
スーパーGT300クラスに、今季BMW Japanと強力にコラボレーションし参戦しているBMW Sports Trophy Team Studie。そんなチームとBMW Japan、そしてグランツーリスモがコラボし、バーチャルとリアルの融合と題し行われた大会が、BMW Z4 GT3を使ったタイムアタックベント、『BMW Z4 Challenge』だ。
今回のスーパーGT第2戦富士では、イベント広場で『BMW Z4 Challenge』の決勝大会が行われた。日本の最速タイムを叩き出してきた10人による『Japan Final』の後、アジア7カ国のチャンピオンたちによる『Asia Final』が行われた。
いずれも超ハイレベルな戦いが展開された両レースだが、Japan FinalはYAMさんが優勝。Asia Finalでは、インドネシア代表のRAMAさんが大激戦を制し優勝を飾った。レースはいずれも接触ありの激しいレースで、各国王者の技に詰めかけたGTファンからもため息が漏れた。
また、Asia Finalの間にはB-MAX NDDP GT-Rのルーカス・オルドネス、ENEOS SUSTINA RC Fの大嶋和也、KEIHIN NSX CONCEPT-GTの塚越広大も参加してエキジビションレースも開催された。『ニッサンGTアカデミー』初代王者のオルドネスの参戦に、大嶋、塚越からは「どう考えてもずるいでしょ(笑)」という声も出たが、実際は3台抜きつ抜かれつの好レースが展開された。
とは言え、最終的にはオルドネス駆るMOTUL AUTECH GT-Rが、塚越のKEIHIN HSV-010を振り切り優勝。GTアカデミー初代王者の面目躍如となった。
●ゴールデンウイークのニスモ車と言えば……
ゴールデンウイークの一戦となったスーパーGT第2戦富士。5月初旬のレースでは、ニスモが走らせるレーシングカーには伝統的に鯉のぼりが描かれることが多く、ピットにも鯉のぼりが立てられるなど、おなじみとなっている。
昨年のMOTUL AUTECH GT-Rでは、リヤウイング翼端板のシャークティースをうまく活かし鯉のぼりが描かれていたが、今季の鯉のぼりはいったいどこだ……!? と探してみると、今回の富士戦で大活躍した富士仕様エアロのフロントバンパー左右に発見した。
鯉のぼりはニスモのロゴ入りで、左右で色が違うという凝りっぷり。ピットでも給油タワーに鯉のぼりが上がっており、子どもたちで賑わった第2戦を盛り上げていた。GAINER等他チームでも、ピット内に鯉のぼりが上がっている。
●富士スピードウェイイメージガール『CRANES』、今季初の大仕事
富士スピードウェイのレースなどを盛り上げるイメージガール『CRANES』は今季で第9期目。2006年の誕生以来大人気の3人組だが、高家望愛さん、安藤麻貴さん、山本捺生さんの3人は今回のスーパーGT第2戦富士が第9期目初のビッグレースとなった。
ピットウォークやグリッド等でも大活躍した『CRANES』は、無事に最初のビッグレースの大役を果たした。次回の登場は、5月17日~18日のスーパーフォーミュラ第2戦だ。
●谷口信輝&片岡龍也、ハッピーバースデー
スーパーGT第2戦富士の決勝レースで、見事GT300クラスの優勝を飾ったグッドスマイル 初音ミク Z4の谷口信輝&片岡龍也。谷口は5月18日、片岡は5月1日が誕生日とあって、予選日のピットウォーク時、ふたりの誕生日パーティが行われた。
4人のレーシングミクサポーターズをはじめ、チームスタッフがクラッカーで祝福する中、ふたりにはケーキがプレゼントされた。チームを支える竹沢友美マネージャーが毎回凝りに凝っているケーキは、第1戦岡山での優勝トロフィーや初音ミク、ふたりの顔やヘルメットが乗っており今回も超力作となった。
そんなふたりは、翌日曜日のレースで優勝。最高の誕生日を迎えたと言っても良さそうだ。
●荒聖治、ハッピーバースデー
今季、BMW Sports Trophy Team StudieからスーパーGT300クラスに参戦している荒聖治。荒はちょうどスーパーGT第2戦富士決勝日の翌日が誕生日で、こちらは予選日のキッズウォーク中にパーティが行われた。
ローソク用のシュークリームとともに登場したケーキは写真が使われたもので、BMW Z4 GT3、荒、そして荒が以前飼っていて、今季ヘルメットにもイラストが入っているネコのイラスト入りだ。
鈴木康昭代表をはじめチームメイトのヨルグ・ミューラーやM Power Girlsからの祝福を受けた荒は喜色満面。40歳の誕生日を祝った。
●パユーング、ハッピーバースデー
全日本F3で活躍、今季からWAKO'S Exe Aston MartinのサードドライバーとしてスーパーGTデビューを果たしたナニン・インドラ・パユーングは、5月12日が誕生日。今回のレースからアストンマーチンにはタイのスポンサードもつき、10月の母国レースに向けスーパーGTでの存在感を増している。
さっそく誕生日パーティが開催されたパユーングだが、ファンからプレゼントされたイラスト入りケーキに笑顔。チームメイトの加納政樹とともにナイフを入れていた。
●富士で見かけたあの人、この人
8万9000人が訪れたスーパーGT第2戦富士だが、トピックス1でお届けした豊田章男社長以外にも、モータースポーツファンなら「おっ!」と思う人物の顔を見かけることができた。
B-MAX NDDP GT-Rのピットの裏で見かけたのは、昨年までGT300クラスに参戦し今季はブランパン耐久シリーズに戦いの場を移している千代勝正だ。「ヨーロッパ、楽しいですよ!」と笑顔の千代だが、「なんだか自分がGTに出ていないのは不思議な感じですね(笑)」とのこと。
一方、スタート前のグリッドで見かけたのは、今季PUMA KRH PORSCHEをサポートするクサビ式足場でおなじみ、KRHの青山光司社長。ベストカー等のメディア出演でもおなじみだが、2007年にはジャパン・ル・マン・チャレンジ(JLMC)でチャンピオンを獲得した経験をもつ。
グリッドでは、当時青山社長の“先生役”としてJLMCを戦った新田守男、高木真一と談笑。新田が「またレースやらないの?」と聞くと、「もういいかな~(笑)」というコメントだった。とは言え、モータースポーツ界に関わっていてほしい人のひとりだ。
また、こちらもグリッドで見かけたのは、雑誌『LEON』等でもおなじみのパンツェッタ・ジローラモさん。クールなイタリアンはグリッドでも存在感抜群だった。