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不評のF1サウンド改善策。メガホン効果付き排気管システムが来週テスト

2014年05月09日 11:10  AUTOSPORT web

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2014年中国GP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
メルセデスは、F1サウンド向上を狙った新しいエキゾーストシステムをスペインGP後の合同テストで試すことを明らかにした。

 2014年のF1には1.6リッターV6ターボのパワーユニットが導入され、昨年までの2.4リッターV8エンジンと比べるとサウンドに魅力がないと、一部のファンなどから批判の声が上がっている。

 これを受けてエンジンサウンドを大きくするための対策を行うことが決まり、今週、FIAとエンジンマニュファクチャラーは、来週行われるバルセロナでのテストでひとつのソリューションを試すことで合意した。

 メルセデスはすでにサウンド問題に関して詳細な調査を行っており、エキゾーストに付属パーツをつけることで音を増幅させることができるとの確信を抱いている。

 このパーツはメガホンのような役割を果たすもので、メルセデスのファクトリーでのテストでは効果を見せたため、コース上でテストを行うことが決まった。

 FIAは、エンジンサウンドの向上策を今シーズン中に実行に移すことを目指し、取り組みを続けていく予定だ。


 メルセデスはスペインGPの金曜フリープラクティスで新システムを試すという報道も一部でなされていたが、チームはTwitterを通してこれを否定、来週のテスト期間を使って評価を行うことを明らかにした。

「報道とは異なり、明日(金曜)は新しいエキゾーストソリューションのテストは行いません」とメルセデス。

「メルセデスは、来週のテストで、排気管のノイズの効果を評価するため、プロトタイプのソリューションのテストを行います」

「今年の新しいハイブリッド・パワーユニットに対するファンからのフィードバックに対応するための、開発プロセスの第一歩です」

「今週末はハイブリッド・パワーユニットのサウンドをコース上で響かせます。とても素敵なミュージックをお聞かせできると思いますよ」