ケータハムの小林可夢偉は、第5戦スペインGPに持ち込まれるアップデートによって直近のライバルたちと戦えるだけの戦闘力を発揮できると考えている。
2014年4戦終了時点でケータハムはランキング最下位の11位に位置しているが、8位ロータス、9位ザウバー、10位マルシャもいまだノーポイントとなっている。
可夢偉は得意のバルセロナで、「自分たちより上の少なくとも2チーム」といい戦いをしたいと考えており、ここに持ち込まれるアップデートに期待を抱いている。
「2週間充電し、バルセロナでレースに戻ります。ここは誰もがよく知るサーキットですが、今年のプレシーズンテストはここで開催されなかったため、今年ここを走るのは今週末が初めてとなります」と可夢偉はチームの公式サイトにおいてコメントしている。
「ただ、僕自身はここはとても得意としていて、特に2012年の決勝では(ジェンソン・)バトンと(ニコ・)ロズベルグといいバトルをした後、最終的に5位でフィニッシュしました。今年も彼らとレースをしたいけれど、現実的に考えればそれはとても難しいでしょう。それでも少なくとも前の2チームと戦うことを目指していますし、新しいパーツがそのために役立つはずです」
「フロントおよびリヤウイング、フロアにアップデートを施します。それによるパフォーマンス向上を最適化するためのカギは、できるだけたくさん走行時間をとることです。ですから信頼性の高さが今回も非常に重要になるでしょう」
「ここまでの4戦で僕らとルノーが大きく進歩したのが確認できてよかったです。その流れをバルセロナをはじめ、残りのシーズンを通して維持することを目指していきます。それが週末の間に完璧なセットアップを成し遂げる上で特に重要となるでしょうから」