NASCARスプリントカップ・シリーズは4日、タラデガ・スーパースピードウェイ(2.66マイルオーバル)で第10戦が行われ、デニー・ハムリン(トヨタ・カムリ)が今季初勝利を挙げた。
3日に行われた予選では、今季からフル参戦デビューを果たしたルーキーのブライアン・スコット(シボレーSS)が初ポールポジションを獲得。2番手にポール・メナール(シボレーSS)が続き、9番手までをシボレー勢が独占した。
迎えた4日の決勝レースでは、34番手からのスタートとなったハムリン。ただ、レース前半に順位を上げて上位争いに名を連ねると、終盤にはケビン・ハービック(シボレーSS)との首位争いを展開していく。
レースは、チェッカー間際の183周目のクラッシュによりイエローコーションとなると、残り2周で再開。首位でリスタートを迎えたハムリンは、後続の猛追を受けながらも首位を譲らずに走行。最終ラップに入ったところで、後続のクラッシュによりイエローコーションとなり、レースはその時点で終了に。これにより、ハムリンが今季初勝利を挙げることになった。
2位には、序盤から首位争いを続けていたグレッグ・ビッフル(フォード・フュージョン)、3位にはクリント・ボウヤー(トヨタ・カムリ)が入り、予選で速さを見せたシボレー勢の最上位はAJ.アルメンディンガー(シボレーSS)の5位となった。
3日に行われたネイションワイド・シリーズ第9戦では、エリオット・サドラー(トヨタ・カムリ)がチェッカー間際の接戦を制して優勝。トヨタがタラデガでの両レースを制する形となった。