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「マクラーレンは新パーツ導入よりまず車を理解する必要がある」とバトン

2014年05月07日 19:10  AUTOSPORT web

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2014年中国GP ジェンソン・バトン(マクラーレン)
ジェンソン・バトンは、マクラーレンが今年のマシンのパフォーマンスを向上させるには、まずこのクルマへの理解を深める必要があると語った。

 マクラーレンは開幕戦ではダニエル・リカルドの失格により、2位、3位を獲得したが、バーレーン、中国と2戦連続でノーポイントに終わり、4戦終了時点でランキング5位にとどまっている。

 バトンは、ヨーロッパラウンド初戦のスペインGPに導入されるアップデートの効果を期待する一方で、マシンをしっかり理解することで、すでにあるポテンシャルを引き出すことが何より重要であると考えている。

「僕らに関しては、サーキットに新しいパーツを持ち込めばよいという状況ではない」とバトン。
「このマシンの秘密を理解し、それを解き明かし、その理解によってパフォーマンスを大きく改善することが重要だ」

「まだこのマシンの開発は初期段階にあり、新しいコンポーネントを装着することよりも、もっと大きな視野で方向性を見出し、自分たちの評価への自信を高め、前進することの方が重要だ」

「このチームには、マシンをシーズン通して開発し続ける能力があることは分かっている。ここからまた改めて努力していきたいと思っているし、それができると信じている」


 レーシングディレクターのエリック・ブーリエは、この数週間、何がうまくいかなかったのかは把握していると語った。

「中国でのパフォーマンス不足の原因を徹底的に分析した。我々のパッケージのどの点が不十分かを把握し、それを解決するため、長期的および短期的な措置をとった」

「今週末のバルセロナでそのすべてが効果を発揮することはないにしても、対策を講じたことで組織全体の中に新たな精神がもたらされ、新しい一歩へとつながるだろう」