今週、ロス・ブラウンがフェラーリの本拠を訪れたことで同チームへの復帰の可能性がささやかれているが、ブラウン、フェラーリ共に今回の訪問の重要性を否定した。
ブラウンは昨年末でメルセデスF1チーム代表の座から退き、現在はF1界から離れているものの、マクラーレンや古巣フェラーリが獲得を考えているとうわさされている。
フェラーリもブラウンも、彼の最近の訪問を認めたが、単なる旅行の一環であると説明した。
ブラウンはBBC Sportに対し、「複数の友人と一緒にイタリア旅行の一環として訪れたのであり、それ以上の意味はない」とコメントした。
フェラーリのスポークスマンは、ブラウンの訪問は「以前から予定されていた、友人との気ままなイタリア旅行」の一部であると発言している。
フェラーリを訪れた一行は、フィオラノのテストコースで、ラフェラーリなど市販車2台の試乗を行ったものの、旅行のメインはミッレミリアのルートを訪れることと、できるだけたくさんのブドウ園に行くことだったと、ブラウンは述べている。
ブラウンはまた、今回のフェラーリ訪問については隠してはおらず、完全にオープンにしていたともコメントしている。
ブラウンは、ミハエル・シューマッハーと共に1994年、1995年にはベネトン、2000年から2004年はフェラーリのタイトル獲得に貢献した。
フェラーリの2014年マシンF14 Tは戦闘力を示せずにおり、第3戦バーレーンGP後に代表ステファノ・ドメニカリが辞任、フェラーリ北アメリカの社長兼CEOを務めたマルコ・マティアッチが後任に就いた。